投資商品選び、抑えるべき3つのポイント

資産形成

皆さん、こんにちは。

「年間配当1000万円を目指す!」という目標を掲げ、ブログを始めた京大父さんです。

株式投資を始めたいけど、どのような投資商品を選べば良いか分からない。
そんな方に向けて、私が大事にしている投資商品選びの3つのポイントをお伝えします。

投資商品選びの3つのポイント

私が大事にしている3つのポイントはこちらです。
株式の長期投資をしている場合、多くの方がこれらのポイントを意識していると思います。

①EFTを選びましょう
→「上場投資信託」と呼ばれるもの。間接的に複数の多くの企業に分散投資可能。

②信託報酬が高い商品は選ばない
→ETFには「信託報酬」が発生します。信託報酬が高いETFは投資対象から外しています。

③インデックス連動型を選択
→ETFは特定のインデックス(指数)に連動する商品が数多くあります。

 

3つのポイントが重要な理由

「自分には株式投資の才能はなく、一人勝ちは難しい」という諦めの気持ち。
投資をスタートする際には、こうした気持ちを積極的に持つことが大事だと思っています。
これは、決してネガティブな話ではありません。
また、優良企業を見つけられない人は投資で負けるという話でも全くありません。
個人投資家は自分の限界を認識して、プロとは違う戦い方をする必要があるということです。
つまり、株価10倍になる企業を見つけ、短期間で一攫千金といった夢は捨てた方が賢明です。

一方で、「成長市場にコツコツ投資を続ければ、参加者全員の資産は増える(全員勝つ)」のです。
短期間で大きく儲けようとすると、株式投資は強運の持ち主か天才だけが勝つ博打になります。
長期的な市場の成長に乗り続けて、ゆっくり資産を増やすことが最も簡単で確実な方法です。

①EFTを選ぶ理由

投資を行う上で最も重要なのが分散投資です。
でも数多くの企業を選定し、投資することは大きな手間とコストを伴います。

この点において、ETFは最も便利な投資商品といえます。
ETFよりも投資信託という言葉の方が馴染みがあるかもしれませんが、
市場に上場しており、いつでも自由に売買できる投資信託が「上場投資信託(ETF)」です。

ETFと一口に言っても、それぞれテーマを持って商品設計されています。
テーマにあった複数の企業に間接的に投資できるようパッケージ化された商品です。
つまり、ETFを一つ買うだけで特定の企業への集中投資ではなく、複数企業に一気に分散投資すること可能です。

特定の企業への集中投資は、資産が10倍になる可能性もあれば、半分以下またはゼロになってしまう可能性も孕んでいます。
このような投資方法は「投機」の側面が強いと思っています。
仮に成長企業を見つけたと思っても、本当に株価が上がるかどうかは五分五分なのです。
(株価が上がると断定できる場合、AIを活用したプロ投資家が既に買いまくっているハズです。)

個別企業の株の上がり下がりは予想できない。
だからこそ大怪我をしないようにETFの購入を通じて分散投資することが大事です。

②信託報酬に注意する理由

ETFの購入において注意すべき点として、信託報酬を負担する必要があるという点です。

ETFは、あるテーマに合致した企業の株(株式でない場合もありますが)を選定・購入し、
また、テーマから外れた企業の株の入れ替え等を常に行うことで商品管理がなされています。

この管理業務は簡単なものではなく、当然そこにはコストが発生します。
そのため、ETFを保有している限り、投資金額×信託報酬(%)の負担が必要です。

信託報酬の高い・安いの判断は、ETFの内容によるので一概には言えません。

ただし、信託報酬は0.01%を切る商品も数多くありますので、
例えば0.5%を超えるような商品は非常に高いと捉えた方が良いです。


もしかすると、0.1%も0.5%も絶対値としては差がないと感じるかもしれません。
でも、長期投資においては大きな差(損)になるので、信託報酬は必ずチェックしましょう。

信託報酬が高い商品の中には、高い信託報酬を払って余りある大きなリターンを実現している商品「も」あります。
でも、今後も続くかどうかは分かりません(寧ろ、今だけの可能性が高いです)。

高い信託報酬は利益率を無条件で下げるので、個人的にはあまりお勧めしません。

 

③インデックス連動型を選ぶ理由

ETFには商品ごとにテーマが設定されています。
「〇〇に合致する企業の株等を纏めたパッケージ商品です」というテーマが設定されています。

代表例としては、インデックスの上がり下がりに連動するように商品設計されたETFがあります。
日本の代表的なインデックスといえば、東証株価指数やTOPIX等です。

米国の場合は、S&P500やダウ平均等です。
インデックスETFの価格は、インデックスの上がり・下がりと概ね連動して上昇・下落します。

例えば、長期的に日本経済が成長すると思えば東証株価指数に連動するETFを、
米国が成長すると思えばS&P500に連動するETFを買って放ったらかしにしておくことです。

どこの国が主役に躍り出るか分からないけど、世界全体としては今後も成長すると思う場合は、
全世界株式の指数と連動するETFを買っておけば、あとは難しいことを考える必要はありません。

高配当株式をテーマとしたもの等、ETFの種類は国内・国外を問わず数多くの商品があります。
その中で、まずはインデックス連動型のETFをチェックしてみることをおすすめします。

インデックス連動型のETFについては、数多くのブログやYoutube等で紹介されています。
最初はそういった情報を参考にすると良いでしょう。

複数の投資商品を組み合わせる

全世界株式のインデックスに連動するETFであればあまり悩む必要は無いかもしれませんが、
ETFといえども、どのようなテーマのETFを選択するかはやはり重要です。

昨今は米国株ブームですので米国市場に連動するインデックスETFが人気です。
でも、米国が世界経済をいつまで主導し続けられるかは分かりません。
特に、長期投資の場合はなおさらです。
また、日本市場に連動するETFであれば、尚更慎重になる必要があります。
ETFという商品の分散が効いているといっても、商品のテーマ自体に成長性が無ければ、
組み込まれている株が総じて低成長又は下落ということも十分あり得ます。

そこで、ETFも特定の商品を選んで集中投資するのはおすすめしません。
様々なテーマ(全世界・米国・日本・株式・不動産・高配当・・・)の中からいくつか選択して、テーマとしても分散が効くようにポートフォリオを作りあげましょう。

我が家の場合、米国株(S&P500連動型・高配当型)と日本株(REIT・高配当)を中心に据えてポートフォリオを構築していますが、正解は無いと思います。
未来の株価は予想できない。
だからこそ、自分を過信せずに程よく分散を意識することが長く投資を続けるためには重要です。


集中投資により自分の目論見が外れた場合、多額の損失を被り、投資から退場を余儀なくされます。
これだけは、何としても避けなければなりません。

投資は長く市場に参加し続けてこそ、大きく儲かる可能性が高まるのです。

まとめ

どのような投資商品を選んだら良いか分からない方は、まずは、
①EFTを選ぶ、②信託報酬が高い商品は選ばない、③インデックス連動型という視点が大事です。

特定のETFだけに絞る必要はありませんので、複数のテーマのETFを組み合わせてポートフォリオを作り上げることが重要です。

組み合わせに正解はありませんし、投資を続けながら少しずつ変えていけば、自分なりのポートフォリオが出来上がっていくはずです。

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