資金計画の作り方(収入編)

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皆さん、こんにちは。

「年間配当1000万円を目指す!」という目標を掲げ、ブログを始めた京大父さんです。

皆さんは、日々のお金の管理をどのようにされていますか。

毎月の家計管理はしてるけど、将来の計画までは計画を立ててないという方が多いかもしれません。でも、将来の資金計画を立てることは多くのメリットがあります。

お金のことは、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談しようと考えている方も、
相談に行く前にまずは自分で考えるステップを挟んだ方が良いです。

資金計画の作り方が分からないという方のために、
3回に分けて資金計画の作り方をご紹介します。

今回は、収入の計画についてお話します。
Excel等の表計算を使ったことがある方であれば簡単ですので、挑戦してみてください。

収入の資金計画

まずは、収入をいくつかの大項目に分けましょう。
我が家の場合、主に5つの項目に分けて管理しています。
これらの各項目について、年金を受け取る予定の65歳までの長期計画を月毎に作成しています。

我が家の収入項目
 ①夫の基本給(毎月)
 ②夫のボーナス(年2回)
 ③妻の基本給(毎月)
 ④妻のボーナス(年2回)
 ⑤子供手当等

※資金計画のイメージ(全体)

※資金計画のイメージ(月別)、Excelのグルーピング機能を使って表示・非表示を設定

①夫の基本給、②夫のボーナス

毎月の基本給とボーナスの想定を立てます。

向こう2年~3年は、現在の実績値をベースにある程度予想が立てられるでしょう。
一方、10年後の給料を正確に想定することが難しい方が多いと思います。
そんな場合は、あくまでもザックリの想定で一旦置いておけばOKです。

例えば、40歳でこのくらい、50歳でこのくらいもらえそうだなという目安を考えましょう。
5年から10年単位での年収の推移が想定してみてください。
そうすれば5年・10年毎の年収の上昇率・減少率が見えるので、他の期間はそれらを基に仮設定するだけです。

私の場合は、今後5年毎の年収を一旦想定しています。
その上で、5年間は年収据え置き、5年後毎に一段上がってまた5年間据え置きという設定にしています。
ここで一番意識していることは、少し保守的に計画しておくことです。
将来の収入を予想しきることは難しいため、保守的に計画しています。
そして何よりも、想定よりも実績が上回っていく方が精神的にも楽しく資産形成を続けられます。

③妻の基本給、④妻のボーナス

妻は公務員なので、会社員よりは年収が読みやすく安定しています。
一方で、大幅に年収UPすることは無いので、殆ど横ばいに近いイメージで計画値を定めています。
この点も保守的な設定にしています。

⑤子供手当等

行政から頂く子供手当や臨時収入等を入力するための項目として立てています。

世帯所得の上限を超えているので、現在は定期的な子供手当はありません。
ただ、スポットで頂けたり、今後は所得制限撤廃の動きもあるので項目としては残しています。

計画におけるポイント

計画を立てる上で意識しているポイントが4つあります。

1. 厳密に計画を立てようと頑張り過ぎない

私自身も、40歳・50歳・60歳の時の年収は正直なところ予想がつきません。
でも、それで良いのです。

ザックリと最低このくらいはもらえそうだという想定を置いておきましょう。
最初から考えすぎて想定が立てられないよりも、一旦計画を立ててしまうことが重要です。
想定との違いがあれば、定期的に変更を加えれば良いだけです。

まずは、将来に向けての資金計画を一旦仕上げることが大事です。
計画を立ててみて初めて見えてくるものもあるでしょう。

2. 計画は少し保守的に

計画は少し保守的に作っておく事が大事です。
計画する上で迷ったら、保守的な数値の方を採用しましょう。

計画を立てた後は、毎月の実績値を計画値と置き換えていくことになります。
この時に、常に実績値が計画値を下回っていたら、更新作業も楽しくないですよね。

毎月の更新作業を楽しみながら続けるためにも保守的な計画を意識しましょう。
仮に実績値が計画値を下回ることが続く場合、早めに計画値の見直しが必要になります。

3. 「手取り」で計画を立てる

あくまでも資金計画ですから、「手取り」収入で計画を立てることを注意してください。
口座に振り込まれる金額(=「手取り金額」)を想定して計画値を入力しましょう。
ここで間違って額面の年収を想定して入れてしまうと後で大変です。

例えば、「この年の年収は700万円ぐらい」と想定したとしましょう。
額面700万円の手取りは約520万円(ネット調べ)になります。

120万円をボーナス(夏・冬)として、残る400万円を12ヵ月で割ると約33万円。
毎月の手取り基本給として33万円、夏・冬のボーナス時期にそれぞれ60万円を計画値としてエクセルに入力するイメージです。

4.配当金収入は無視

年間配当1000万円を目指している中で矛盾しているように感じるかもしれません。
でも、資金計画では配当収入を完全無視しています(配当金は無いものと扱っています)。

理由は、配当金を何らかの支出に充てる予定が全くないからです。
年間配当1000万円を達成するまでは、配当金の全てを再投資に回します。

つまり、一瞬は証券口座に現金として入金されて口座残高が増えるものの、
すぐに株式等に投資しますので、投資の結果次第では増えることもあれば、減ることもあります。

消費しなくても減る可能性がある以上、計画上は保守的に「無いもの」として扱っています。
実際には、配当金を原資とした株式等の資産は着実に増加していますが、
「計画を実績が上回っているなぁ」程度に捉えて一喜一憂しないようにしています。

まとめ

今回は、収入項目について資金計画の立て方をご紹介しました。

毎月の家計簿をつけて、計画的に貯金も出来ている場合、あえて長期の資金計画を立てるメリットが見出しづらいかもしれません。

ただし、家計簿とは違い、リタイア時の資金状況が常に見える化されることが大きなメリットです。

皆さんが本当に欲しいのは、今月の100万円ですか?
そうではなく、お金に縛られないゴールがいつ頃やってくるのか、
その時にどれくらいの資産を形成できているのかを知る事の方が重要では無いでしょうか。

皆さんの中には、今後1年間の生活であれば不安なくやりくり出来そうだけど、
将来のお金については漫然とした不安があるという方がいらっしゃると思います。

もしそうであれば、今月の貯金額等が増えた・減っただけに注目するのではなく、
資金計画を通して少し将来のお金にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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