資金計画の作り方(支出編)

fire

皆さん、こんにちは。

「年間配当1000万円を目指す!」という目標を掲げ、ブログを始めた京大父さんです。

皆さんは、日々のお金の管理をどのようにされていますか。

毎月の家計管理はしてるけど、将来の計画までは計画を立ててないという方が多いかもしれません。でも、将来の資金計画を立てることは多くのメリットがあります。

お金のことは、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談しようと考えている方も、
相談に行く前にまずは自分で考えるステップを挟んだ方が良いです。

資金計画の作り方が分からないという方のために、
3回に分けて資金計画の作り方をご紹介します。

今回は第2回として支出の計画についてお話します。
Excel等の表計算を使ったことがある方であれば簡単ですので、挑戦してみてください。

支出の計画

まずは、費用をいくつかの大項目に分けましょう。
費用項目は収入と違って項目が多くなりがちです。
項目は多過ぎず・少な過ぎず、バランスをみながら好きな切り口で設定しましょう。

1点だけ注意すべき点があります。
それは、変動費と固定費をしっかりと分けて資金計画を作るということです。

食費や水光熱費等、毎月の支出額が変わる項目を変動費と呼んできます。
一方で、家賃や保険料等、毎月の支出金額がある程度決まっているものを固定費と呼んできます。
支出項目を立てる上で、変動費と固定費は明確に分けることを意識しましょう。

ご参考までに、我が家の場合は以下の費用項目に分けて計画を立てています。
各項目について、現在から年金を受け取る65歳までの長期計画を月毎に作成しています。

変動費
 食費・光熱費・雑費・帰省・旅行・勉強・大きな買い物

固定費
 家賃・携帯・保険・子供の習い事・学校費用
※我が家の場合、夫婦それぞれのお小遣いも固定費に計上し

※資金計画のイメージ(全体)

※資金計画のイメージ(月別)、Excelのグルーピング機能を使って表示・非表示を設定

①食費・光熱費

これまでの実績から毎月の予算を決めて、計画値として設定しています。

また、食費は子供達の成長に併せて増加します。
そのため、子供達が独立するまでは少しずつ増加する計画としています。
光熱費も住み替えによって今よりも広い家に引っ越す場合は、増加する可能性が高いです。

②雑費

他の項目に分けられない全ての支出を「エイやっ!」と含めています。

具体的には、子供服の購入やドラッグストアでの日用品の買い物、
ネット通販での買い物等の諸々の総額を放り込んでいます。
この辺りについて、きっちり管理したい方はもう少し細かく分けた方が良いです。

私は、ザックリとした資金の動きを将来に向けて把握することを
資金計画作成の目的にしているので、手軽さを優先してこのような管理にしています。
(性根が面倒臭がりなこともありますが)

③帰省・旅行・勉強

帰省は、お互いの実家に帰る際の交通費がメインです。
旅行は、家族旅行で必要となる支出。
勉強は、私や妻が資格取得等のために必要となる参考書購入費等です。

これらの支出も削減すれば、資産形成上は有利かもしれません。

でも、これらの支出は足元の貯金よりも大切な支出とも言えます。
そのため、年間予算をしっかり決めて、この支出項目については使い切るぐらいの気持ちでいます。
年間の予算を先に決めてしまえば、その範囲内で気持ち良く使うことが出来ますね。

資金計画上は、年間予算を12ヵ月で割った金額を毎月の支出額として一旦入れています。
(実際には、特定の月に纏めて支出されますが)

④大きな買い物

自分の中で、何となく1回の支払い額が大きかったなという買物等をここに入れています。
雑費との線引きについて、明確な基準は決めていません。

大きな買い物は定期的に発生する費用ではありませんが、金額インパクトが大きい項目です。
雑費に含めると、定常的に発生する「生活に必要な日々の雑費」の金額が適正なのかどうかが分からなくなってしまいます。
そのため、「大きな買い物」という項目をあえて設けています。

例えば、冷蔵庫・掃除機等の家電製品の購入、家族への誕生日プレゼントの購入、
洋服をまとめ買いした時、などは大きな買い物として管理しています。

また、ふるさと納税も大きな買い物の項目で管理しています。
(最終的には税の負担減で返ってきますが、翌年の収入増と相殺される前提で支払った分を支出として管理しています)。

ザックリ年間の計画(ふるさと納税の利用予定額+その他の大きな買い物)を立てて、
その総額を12ヵ月で割った金額を毎月の計画値として入れておくと良いでしょう。

⑤その他(固定費)

各項目について、現状を踏まえて、将来に渡って計画しています。

家賃は子供が大きくなった際に、住みかえる可能性もあるので、
数年後から少し家賃アップする想定を我が家はおいています。
逆に、子供が独立した後は家賃ダウンの住み替えを想定しています。

学校費用は、中々想定が難しいです。
今後受験を行うか否か、私立と公立のどちらに通うことになるか、全然想定が立ちません。
この点に関しては子供達の希望も尊重してあげないといけないですしね。

そのため、受験はしない・国公立中心という一番安価な想定を一旦置いています。
その上で、資産残額の推移をみながら、仮に受験・私立の状況となっても、資金面は問題なさそうだということを確認するに留めています。

計画におけるポイント

計画を立てる上で意識しているポイントが4つあります。

1. 厳密に計画を立てようと頑張り過ぎない

将来必要となる費用を予想しきることは出来ない。
でも、それで良いのです。

ザックリとした支出の想定を置いておきましょう。
最初から考えすぎて想定が立てられないよりも、一旦計画を立ててしまうことが重要です。
想定との違いがあれば、定期的に変更を加えれば良いだけです。

まずは、将来に向けての資金計画を一旦仕上げることが大事です。
計画を立ててみて初めて見えてくるものもあるでしょう。

2. 計画は少し保守的に

計画は少し保守的に作っておく事が大事です。
計画する上で迷ったら、保守的な数値の方を採用しましょう。

計画を立てた後は、毎月の実績値を計画値と置き換えていくことになります。
この時に、常に実績値が計画値よりも悪化していたら、更新作業も楽しくないですよね。

毎月の更新作業を楽しみながら続けるためにも保守的な計画を意識しましょう。
仮に実績値が計画値よりも悪化する状況が続く場合、早めに計画値の見直しが必要になります。

まとめ

今回は、費用項目について資金計画の立て方をご紹介しました。

費用の資金計画を立てる上で、保守的に想定しましょう。
毎月の更新が楽しくなるように、想定よりも実績が下回る(支出が少ない)ぐらいのシミュレーションをしておくことが長続きの秘訣です。

毎月の家計簿をつけて、計画的に貯金も出来ている場合、あえて長期の資金計画を立てるメリットが見出しづらいかもしれません。

ただし、家計簿とは違い、リタイア時の資金状況が常に見える化されることが大きなメリットです。

皆さんが本当に欲しいのは、今月の100万円ですか?
そうではなく、お金に縛られないゴールがいつ頃やってくるのか、
その時にどれくらいの資産を形成できているのかを知る事の方が重要では無いでしょうか。

皆さんの中には、今後1年間の生活であれば不安なくやりくり出来そうだけど、
将来のお金については漫然とした不安があるという方がいらっしゃると思います。

もしそうであれば、今月の貯金額等が増えた・減っただけに注目するのではなく、
資金計画を通して少し将来のお金にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました