皆さん、こんにちは。
「年間配当1000万円を目指す!」という目標を掲げ、ブログを始めた京大父さんです。
株式投資で勝つために必要なこと。
経済ニュースのチェック、企業の財務諸表分析、株価チェックと最適なタイミングでの売買・・・
こんな風に考えている方がいるとすれば、大きな勘違いをしています。
大切な資金を株式で安全に安定的に運用したい場合、実はほとんどやることが無くなっていきます。(実際、私は株価チェックをほとんどしません)
成長市場(国)のETFを淡々と買うだけ
「投資は怖いもの」、「素人が手を出すべきではない」と思っている場合、それは誤解です。
皆さんは、15年~30年後の世界経済は今よりも成長していると信じることができますか。
もし信じられる場合、投資を一切行わないという判断は大きな損に繋がります。
全世界の企業に纏めて投資できる「全世界株式EFT」を少しずつでも買い続けるべきです。
私も長期的には世界経済が成長すると信じています。
あくまでも日本が成長するのではなく、世界全体としては成長を続けると信じています。
仮に15年後に今よりも世界経済が縮小している場合、世界は暗澹たる状況でしょう。
そんな世界でお金を持っていても楽しく生活はできないでしょう。
もちろん数年単位では、一時的に低迷する時期もあるでしょう。
でも15年以上の長期間でみれば、株式投資により高い確率で資産を増やすことができます。
全世界株式ETFに投資した場合、投資先が特定の企業だけにはなりません。
日本やフランスといった特定の国だけに投資している訳でもありません。
世界市場全体に投資をしていれば、特定の企業や国の状況が悪化しても、
世界全体の経済規模が拡大し続ける限り、皆さんの資産も増加しているはずです。
投資に絶対はありません。
でも、「15年~30年後の世界経済は今よりも成長している」という仮説であれば、
確信をもって信じることが出来る方も多いのではないでしょうか。
この考え方の派生形として、「15年~30年後の米国経済は今よりも成長している」と信じられる人はアメリカ市場を対象としETFに投資しても良いと思います。
(実際、全世界ETFであっても、現在は米国市場の割合・影響が大きい現状もあります)
投資のポイント
次の大原則を守って投資を行うことが安定的に資産を増やすためには必要です。
特定の企業に集中投資しないことが重要です。
特定の企業に万一のことがあっても、資産全体には大きな影響が及ばないようにしましょう。
〇 継続的に買い続けること。
投資を続けることが大事です。
安い(と思われる)時も、高い(と思われる)時も同じペースで買い続けることが重要です。
そうすれば、最も避けるべき高値掴みが避けれます(取得価格を平準化しましょう)。
〇 暴落時こそ、「安値で買える!」と喜びを感じよう。
概ね10年周期で大暴落は訪れます。
暴落時に狼狽して売る人が多いですが、基本的におすすめしません。
暴落時こそ、安い値段で沢山の株を買えるため、喜んで追加投資を検討すべきです。
一方で、こんな投資方法はお勧めしません。
どんなに優良に見える企業でも、不祥事等をきっかけに業績が大きく傾くリスクがあります。
特定企業への集中投資は資産がゼロ(倒産)になるリスクを抱えていることを理解しましょう。
一攫千金を狙う方にはお勧めですが、それ以外の方は絶対に避けるべき投資方法です。
× 「安値で買おう」「高値で売ろう」と売買のタイミングをはかる。
プロの投資家達でさえ、株取引では大きな損失を出すことが多いです。そのため、適切なタイミングを言い当てようという挑戦自体が無謀なのです。
良い時も悪い時も淡々と買い続け、市場の平均を下回らないこと重要です。
× 暴落時に慌てて売る。
これまでも10年周期で暴落が起こっています。
一時的に資産が半分以下になることも起こりえます。
しかし、株価は必ず戻ることを考えると、こういったバーゲンセールこそ、
喜びながら冷静に買い進めることが重要です。
個人投資家の戦い方
投資のポイントについて書きましたが、
共通する考え方として、自分に投資の才能があると勘違いしないことです。
短期的な未来の株価を言い当てることは絶対できないと開き直ることが肝要です。
大きなリスクを負わないよう、淡々と・いつも通り投資を続ける。
世界経済が成長していくのを大人しく待つことが一番確実な資産形成の方法です。
まぁ、人間これが難しいんですけどね。
どうしても目先の利益が欲しくて右肩上がり株価に飛びついたり、
目先の利益が目減りするのを我慢できずに狼狽売りしてしまったりするものです。
ですので、何度か失敗しながら諦めの境地にたどり着くのも良いかもしれません。
株価が上がりそうな成長企業を見つけよう、
一番儲かりそうなタイミングまで待って株を買おう・売ろう、、、
こうしたスタンスは個人投資家が最も失敗するパターンだと私は思っています。
プロの投資家達は、私達のような個人投資家が考えつく予想はとっくの昔に検討済です。
仮に皆さんの予想が的を得ていたとしても、既に株価に織り込まれた後ということが多いでしょう。
つまり、個人投資家がプロ投資家と同じことをして勝つことは非常に難しいのです。
私達が株式投資を行う目的は、プロ投資家よりも高いリターンを得ることではありません。
あくまでも、自身の大切なお金を安定的に長期的に増やすことが目的な場合が多いです。
(一攫千金を狙う場合は別ですが)
私達がやるべきこと・やれることは、ただ一つ。
成長期待の高い市場(ex 世界市場・米国市場)全体に分散投資を続け、気長に待つだけです。
何より、この方法は誰にでもできる再現性の高い方法という点で非常に魅力的です。
まとめ
なるべく安く買って、高い時に売りたい。
この気持ちがどうしても捨てきれないことは良く分かります。
でも、プロ投資家でさえ、株価を正確に読み切ることはできません。
この事実を十分理解して、いかに早く・潔く諦められるかが大切です。
(できれば、心の底から諦めてください。)
一方で、長期的には高い確率で資産を増やすことが出来る再現性の高い方法があります。
これは、勝負事のように誰かが確実に負けて・誰かが勝つというゼロサムゲームではありません。
成長期待の高い市場(ex 世界市場・米国市場)全体に分散投資を続けることが一つの方法です。
この方法であれば、市場の成長に伴い資産も自動的に膨れ上がります。
これは、勝者・敗者が生まれる訳ではなく、参加者全員が勝つ方法です。
もちろん、成長ペースは早くはありませんが、高い確率で確実に成長を続けます。
世界市場が15年後に今よりも成長していないという終わりのような世界になっていない限り、
皆さんの資産が確実に増えると思えば、株式投資を始める動機にもなるのではないでしょうか。
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